公益財団法人 福岡県産業 科学技術振興財団 福岡半導体リスキリングセンター

一般向け講座・セミナー

オープンソースEDAによるアナログIC設計演習~回路編~



概要・受講対象
オープンソースEDAツールを用いて、アナログICの設計から回路図作成・評価までを学びます。MOSFETや受動素子の特性を理解し、基本回路や2段オペアンプ設計を通じて設計フローを習得します。
電気回路やMOSFETの基礎知識を持ち、アナログIC設計やEDA演習に関心のある初学者・若手技術者におすすめです。

※この講座の続編として3月に~レイアウト設計、検証編~と題して実習講座を開催致します。本講座は、アナログIC設計の肝となるレイアウト、検証を講師の指導、助言により習得する講座です。

プログラム
※一部変更になる場合がございます



タイトル 内容
【1日目】

※1日目はオンライン開催のみです。対面でお申し込みの方もオンラインで参加をお願いします。

1章 オペアンプとは 1. 理想オペアンプ
2. なぜイペアンプが重要なのか、代表的な用途
2章 アナログ集積回路の設計フロー 1. 集積回路内デバイス構造
2. 回路図設計とレイアウト設計
3. 製造プロセスとPDK
4. 検証(DRC,LVS,PEX)
5. EDAツールチェーン (Xschem+ ngspice + Klayout)
6. 設計時の注意点 (PVTばらつき、I/Oパッド、ESD etc.)
3章 集積回路内のデバイス特性 1. EDAツールの使い方
2. MOSFETの特性
3. MOSFETの特性
4. 受動素子の特性・寄生成分
【2日目】

※2日目のオンライン参加には受講者自身で、事前に所有のPCにオープンソースEDAをインストールし動作確認していただく必要がございます。(ダウンロード方法については後日お知らせします。)

4章 アナログ回路の基本ブロック設計 1. カレントミラー
2. 小信号等価回路
3. 一段増幅回路 (ソース接地、ゲート接地、ソースフォロワ)
4. カスコード接続
5. 差動回路
5章 2段オペアンプの回路図設計 1. 利得の検討
2. 安定性と位相補償
3. 各種性能評価(CMRR,PSRR,オフセット、スルーレート etc.)

開催概要



講 師 滋賀県立大学 工学部 電子システム工学科 准教授 土谷 亮 氏 
開催日 【1日目】令和7年11月28日(金) 9:00~16:00
【2日目】令和7年12月5日(金) 9:00~17:00/(2日間)
開催形態 【1日目】オンライン開催のみ(対面でお申し込みの方もオンラインで参加をお願いします。)
【2日目】対面・オンライン同時開催
会 場 ・対面形式の会場:福岡市早良区百道浜3-8-33
          福岡システムLSI総合開発センター 2階 講義室
・オンライン会場:Zoom Meeting (接続先はお支払い完了後ご案内)
受講料等 税込 4,400円
・対面、オンラインは同価格です。
・申込みには、「ふくおかIST e-learning」 への会員登録が必要です。
・お支払い後、当日の参加有無にかかわらず返金はいたしません。
・福岡県内中小企業の方には、受講料に対する補助制度があります。
・講座当日、全受講者にpdfテキスト配布(コピー、印刷不可。コメント追記可)、対面受講者には紙テキストも配布します。
 なおテキストの無断転載・複製等は禁止しています。
・オンライン受講は2画面(画面拡張モード:Zoom画面とpdfテキスト画面)を推奨します。
・特段の事情が発生した場合、やむを得ず中止又は延期する場合がございます。
定 員 対面 20名 オンライン 90名(定員合計90名)
申込み 令和7年11月25日(火)17:00までに、下記(講座・セミナー等 申込)ボタンより「オープンソースEDAによるアナログIC設計演習~回路編~」の対面またはオンラインを選択してお申込みください