福岡半導体リスキリングセンターは、半導体分野やデジタル産業分野の重要技術に精通した人材を育成するため設立されました。講座の提供を通して、福岡県をはじめ九州・全国で活躍する人材の育成を支援します。
センター長・副センター長
挨拶
センター長 黒田 忠広
東京大学 特別教授室 特別教授
近年、社会や生活を変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)や脱炭素社会を実現するGX(グリーントランスフォーメーション)など、あらゆる分野でAIやIoTなどのデジタル技術の活用が求められており、その中核を担う半導体の需要はますます高まっています。
このように、新たな社会を拓く上で半導体は必要不可欠ですが、半導体を製造し利用する人材が不足しており、その解決が喫緊の課題となっています。
こうした状況を踏まえ、福岡県をはじめ九州さらには全国で活躍する半導体人材を育成するため、令和5年8月23日に「福岡半導体リスキリングセンター」が設立されました。
「福岡半導体リスキリングセンター」では、国内外の社会動向や産業ニーズをしっかりと捉えながら、半導体に関わる多くの皆様に役立つ人材育成に取り組んで参ります。
副センター長 井上 弘士
九州大学 大学院システム情報科学研究院 教授
「福岡半導体リスキリングセンター」では、「半導体を作る側」だけでなく「半導体を使う側」にも着目し、「半導体講座(作る側)」と「半導体活用講座(使う側)」の2つに大別した講座体系を整備しています。
「半導体講座(作る側)」は、主に設計・製造・テストなどの生産工程で分類した講座、「半導体活用講座(使う側)」は、自動車分野や組込分野など半導体を使うために必要な基盤技術を中心とした講座としており、半導体のことを初歩から学べる講座から高度な技術を習得する講座まで、受講者の皆様のレベルに応じた講座を提供してまいります。
また、講座提供に関しては、「対面講座」や「リモート講座」だけでなく、いつでもどこでも自分の好きなタイミングで学習できる「e-learning講座」も準備しており、受講者の皆様のご希望に合わせて選択していただくことが可能です。
今後も、受講者の皆様のニーズを反映した講座を順次開講してまいりたいと思っておりますので、是非、皆様の声をお聞かせいただければ幸いです。半導体の大きな流れを一緒に築いていきましょう!